こんにちは。

早速ですがオーバルカボション加工②です。

↓まず#320でガードルを整形。

OVカボ2ガードル1

フリーハンドの目測で形を取ります。

↓大体こんな程度で終了。

OVカボ2ガードル2

↓#600で形を決めます。

OVカボ2ガードル4

#600ダイアモンドディスクの次は#600のペーパーなので、この段階でガードルを作り終えます。

ペーパー加工では形がいびつに変形しやすいので、この段階で形を作り終わらないと綺麗に仕上がりません。

目測だけでRのシンメトリーを作るのは苦労します。

目見当で形を作っているので、なんとなくいびつだな、、、なんて事が多々あります。

そんな時には真っ直ぐな棒を目印に、左右の山の形を整えます。

動画でこのあたりの事は説明しているので、見てもらった方が解りやすいです。文章にするのは難しい。

ガードル整形が終わったら面取りします。

エッジ(面と面の境)が垂直→鋭角になればなるほどエッジが欠けます。

ガードルは裏面の対し垂直に作るのでどうしても欠けが出来ます。

(ガードルを鈍角に作ると枠留めの時に爪がかかり難く、鋭角にすると爪留めの圧力で割れやすい。又、山付けの時に少しでも山の付け始めの位置がずれると形が変わってしまいます。)

面取りをしつつガードルを加工すれば欠けないのですが、形が見えにくくなるので私は最後に面取りします。

↓ガードル加工終了。面も取り終えています。

OVカボ2ガードル3

↓裏面加工。

①で#500まで加工したので今回は#1000。アレキサンで加工。

アレキ加工と呼んでいます。

OVカボ2裏アレキ

↓磨き。アルミナ。

OVカボ2磨き

↓終了。(ボケボケで分かりずらいですが)艶々です。

OVカボ2裏仕上

以上、オーバルカボションの裏面とガードルの加工でした。

次回はドップを貼り替え表の山付けです。

次回も宜しくお願いします。

では‼

*******

オーバルカボション加工②動画:https://youtu.be/WRWI_F_JSTc

こんにちは。

またまた、気付いたら前回と間が開いていました。大急ぎで更新せねば!

という事で、本日はオーバルカボション加工①の回です。

加工業務の中で一番多いのがこの加工です。一番売れるんでしょうが何故でしょうね?

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カボションはR(カーブ)の取り方が色々です(形が色々)。Rの部分を肩と呼んでいまして、角に近いほど肩が張っていると呼んでいます。

ガードル形状や山の付け方で、肩が張った形とか、肩が張った山とか言います。

ガードルは、オーバルもペアシェイプも作り手の好みの形状が反映されやすいです。

山は作り手の好みと、石の性質で形が変わります。

枠ありきで石を探すなら、爪留め枠だと多少サイズが違っていても止められるのですが、覆輪枠だとジャストサイズでないと綺麗に見えません。

小さい場合は接着でなんとなくごまかす事も有りますが、肩のRが有っていないと入らない場合が有ります。

大きければもちろん入りません。

ネットでお買い物する場合は、サイズ表記だけで購入してしまうと枠に入らない、なんて事が起こりますね。

さて、ようやく加工です。

山梨と京都とか局所的かも知れませんが、透明感の有るインクルージョンやクラックが少ない石を紅水晶と言います。ハイグレードな石。

これに比べ、白濁し全面にインクルージョンやクラックが入っている石をローズクォーツと呼んでいます。

↓これは紅水晶の原石。

OVカボ1原石

オーバルが取りやすい形状なので切断せずに削ります。

↓山側と底面側を決めグラインダーで大体の形にします。

OVカボ1グラインダー

↓底面を整えます。

今回は平で仕上げるので、平面皿で加工。#500。

OVカボ1粗磨終

OVカボ1底面#500

↓#500終了。

メッシュが細かくなったので、上の写真より少し白っぽい感じが無くなりました。

OVカボ1底磨終

ガードルを加工する時にエッジが欠けるので磨きはガードル整形後にします。

艶が有る方がカケが大きくなりやすいです。凹凸が無くなる分ペリッと大きく持ってかれやすいのかな。

↓ガードルを整えるのでドップに貼ります。

まずラック板で加熱。

OVカボ1ドップ貼1

↓石を温めつつ、ラックを溶かす。

OVカボ1ドップ貼2

↓ドップ貼りと位置決め。

重要な場所決め。底面に垂直平行、中心合わせ。

ラックが固まる前に位置を決めます。

温め過ぎるとなかなかラックが固まらず、ドップを持ち上げた時に石が落ちたり、冷却中にズレたりしてしまいます。

ライブ中も熱くて何回か落としていますww

OVカボ1ドップ貼3

↓冷却中

OVカボ1ドップ貼4

急冷や熱いままだと石にクラックが入ったり、ドップが剥がれるので常温で冷めるのを待ちます。

沢山加工する時は、初めにドップに貼った石が終わりころに冷めるので、冷めた物から加工します。

今回は1個だけなので冷めるのを待つために、ここで一旦終了です。

次は②ガードル加工と底面の磨きです。

オーバルカボションは全5回。③~⑤で山付けですね。

それでは次回も宜しくお願い致します。

お付き合い有難うございました。

**********

加工動画:https://youtu.be/OZRc2JPp9C8

こんにちは。

バフトップ加工②です。

バフトップ加工は今回で仕上がり終了です。

前回は#600ダイアモンドディスクでクラウン側になだらかな山を付ける所まで行いました。

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次は、形が出来のでスムージングに移行。

↓紙のような布のような素材に研磨剤(これは#600のダイア粒子入り塗料的なもの)が塗られています。カボション用はこれをスポンジの上に貼って使います。

BT②スムージング赤.jpg

ここまで硬い板状の機材で研磨していたので、一見カボションに見えても細かい平面の集まりです。面と面の接する部分に出来るエッジ(尖った部分)が有るので、これをなだらかにして表面を整えます。

↓半透明位まで艶が出てきました。

BT②スムージング赤終了.jpg

ライトの反射がうっすら映り込んでいます。この反射がガタガタせずにスッと線として映り込めば終了です。

水晶はスムージングペーパー#600まで加工すれば、次の工程で艶が出ます。

石の種類によっては更に細かいメッシュのスムージングペーパー等で加工します。

↓最後は磨き。

BT②磨.jpg

分厚いフェルトに磨き用の研磨剤と水を付けて加工します。

磨き粉は何種類かあります。今は白いアルミナを使っています。

水晶系の磨きでは、私は今までに3種類の粉を使いました。

昔:酸化クロム(緑)→セロックス(茶)→アルミナ(白):今

昔は「青粉」と呼んでいる酸化クロム(緑色)が主流でした。今は好みでしょうか?

私の感覚としては

●青粉―ぬるっとした艶。柔らかい感じの艶。手の細かい皺に入り込み緑色の手で生活を送らないといけない。シャンプーで髪の毛を洗わないとなかなか色が落ちない。バレルは青粉が艶が出やすい。

●茶色-メノーに向いていた様な...あまり記憶に無い。

●白粉-切れが良い。ちょっとしたヒキ(筋状の研磨痕)なら力を込めれば取れる。キリっとした艶。白いので皺に入り込んだ汚れが目立ちにくい。

どれを使ってもモース硬度7系の石は艶が出るので何故研磨粉を変えたのかは分かりません。気づくと変わっていました。

上司が変えて、多分その時には理由を聞いた事も有ると思いますが、もう忘れました,,,

その時の周囲の流行りとか、手洗いが楽とか(色が残った手で帰りにお買い物に行ったり、料理を作ったりするのが気分的によろしくなかったとかww)かなぁ。

↓艶出ました。画像がヒドイ。

BT②磨上.jpg

全体の艶が出て、光を当てて映り込みや光の反射が歪んでいなければ完成。

反射に歪みが有る場合は磨きを続けるか、それでもダメならスムージングに戻ります。

画質は悪いのですが、並んでいれば違いが分かりやすいかな?と思い番手ごとに写真を並べてみました。

ダイアモンドディスク#600→ダイアモンドスムージングペーパー#600→アルミナ磨き

バフ比1.jpgバフ比2.jpgバフ比3.jpg

↓ドップから外してちゃんとした写真撮りました。ちゃんと撮れれば綺麗。

IMG_0396.jpeg

初回なので短時間で終了する加工を紹介しました。

山は高くなればなるほど手間がかかります。又ガードルが真円から離れるほど、角度が鋭角になるほど手間がかかります。

RDよりOVの方が手間がかかり、更にSQやPSは手間がかかります。

同じ形状のルースが沢山有る場合、艶はもちろんですが、丁寧に加工しているかどうかはガードルの厚みで判断しています。私は。

このあたりの話はSQ(スクウェア・四角)を加工する時にでも詳しくお話します。

次回はOVカボション加工です。全5回です。

今後も宜しくお願いします。

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動画バフトップ加工②:https://youtu.be/1O2WA9Dgj6c

こんにちは。

お待たせいたしました。

動画の写真の処理が出来ました!

本日から動画で加工した内容をブログでUPしていきます。

動画を見返していないので、話している内容と、この文字の内容は多少違うと思います(自分の動画は恥ずかしくて見られない、、、)

が、このブログの方が内容をそこそこ精査してUPしているので正確だと思います。

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では、動画連動:バフトップ加工①

↓左がファセットカット。右がバフトップ。

バフトップ前後

写真分かりにくい、、、と思う方は、今後のブログをお楽しみに。

↓まずドップ付け。

バフトップ①ドップ貼.jpg

小さい石は手で持って加工するのが大変なので、ドップ(持具)に接着します。

写真の茶色い棒がドップです。これは素材が木。

手で持てる大きい石でも、棒に着けた方がくるくる回せて綺麗に仕上がる形状も有るので、ドップに接着することが有ります。

熱可塑性(熱で溶けて冷えると固まる)のラックボンド(通称:ラック)を使用して接着します。

(写真無し:写真をピックアップしているのが別の人なので欲しい写真が無かったり、そもそも動画の画像がぼけていて使えなかったりと、今後も写真無しで説明する事が有ると思いますが、その部分はおいおい追加で説明します。)

当社で使っているラックは2種類。通常用と低温用。

低温用は、トルコとかオパール等の熱に弱い石を加工する時に使用します。

これらの石は加熱でクラック(通称:カン)が入るので出来るだけ低温で加工。

<2種類のラックの性質>

●通常用ラックは粘りが有るので衝撃に強い。又、溶けた状態でドロドロと粘りが有るので、ドップと石の間に多少の隙間が有っっても盛って固定出来る。

●低温用は固くて脆いので少しの衝撃ではがれやすい。溶けるとサラサラなので盛れず、石とドップ間の隙間が大きいと埋まらないので取れやすい。

加熱した鉄板(通称:ラック台)の上に石とドップを置き加熱、ラックを溶かしてドップに付けて石と接着します。

<接着のポイント>

●全部を温める。石接着面とドップの接着面がちゃんと温まっていないと剥がれます。

●ドップと石の中心を合わせ、垂直水平に接着。これ非常に重要。後の作業、仕上がりに大きく響きます。中心合わせは、石の形状により若干変わります。

接着後は常温放置でしっかり冷まします。急冷するとカンが入ります。

では研磨に入ります。

↓これは研磨前。ドップに貼った状態。

BT①削前.jpg

研磨材は数値が小さい方がメッシュが粗く沢山削れます。その分エッジがカケやすい。

数値が大きい方がメッシュが細かく少ししか削れないです。

今回は削る部分が少なく、カケた場合は取り返しがつかないので#600(メッシュ600番)のダイアモンドディスクを使用します。

当社で使用しているダイアモンドディスクは#180、#320、#600。その後スムージング#1200。

番手は倍々に増えて(細かくなって)いきます。

↓ファセットカットが残らないよう、なだらかな山になるよう切削。

バフトップ①削り.jpg

くるくるとドップを常に動かしながら加工。

ファセットカットはドップを動かさず同じ場所を削り、カボションカットは常に動かして平らな面が出来ないように削ります。

↓まだアッパーガードルファセットが残っています。

赤矢印の黒っぽい部分がファセットカットの残り。

青矢印の白っぽい部分はガードルです。

BT①削中.jpg

↓ほぼ全体が削れました。

中心にぽつっと黒っぽい点が見えますか?これ、まだ中心がなだらかな山になっていない目印です。

光の反射を見ても、テーブルがまだ平らに近い状態で残っているのが解ります。私には。

BT①600終了.jpg

山を整え、ディスク作業は終了。

今回はここまで。

次回はスムージング作業を行います。

スムージング?と思われたら是非次回ブログをご覧ください。

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動画連動ブログ初回なので説明分が長くなってしまいました。

今後同じ作業が多々出てくるので、もう少しタイトに話が流れていくと思います。思う、、、

では、また次回。よろしくお願いします。

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動画バフトップ加工①:https://youtu.be/LCbv-Lru0Cg

こんにちは。

ついにライブ配信始めました。今日で2週間位。

基本月水金が宝石研磨加工、他の曜日は別の加工や商品紹介しています。

研磨加工はとりあえず3月中旬まで配信予定。1か月程度お休みし、その後また配信予定です。

研磨加工していない間も、別の動画は配信します。

私事ですが、子供が卒園→小学校入学を控えており、このお休みや慣らし授業期間中子守をするのでお休みします。

4月以降は配信の曜日も変更するかもしれません。

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さて、ようやく研磨のお話。

動画配信した内容のポイントを文字に起こして説明します。

~バフトップ加工~

ファセットカットルースのクラウン側をカボション加工します。

石選びのポイントはガードルの厚みです。

下の写真赤→部分がガードルです。ぐるっと外形一周。

出来るだけガードルが厚い方が綺麗に仕上がります。

左の石の方がガードルが厚い(幅が有る)です。石全体の厚みではなく、ガードルの厚みが重要。

この2個のルースなら左側を加工します。

ガードル説明.jpg

カボションの山の付け始めが現在のアッパーガードルファセット(ガードルのすぐ上の小さいファセットカット)の下辺よりさらに下になるので、ガードルが薄いとガードルが無くなり形が変わってしまいます。ガードルが無くなった部分が少しへこんだように見えます。

そしてガードルだった部分が鋭角になるので、欠けたり触ったものを傷つけてしまう恐れが有ります。石の矢じりみたいな感じですね。

動画では水晶RDファセットカットを加工しています。

短いですが今日はここまで。

今後動画の中から説明ポイントをピックアップして、画像を張り付けながら説明します。

画像が準備出来たら次のブログをUPしますね。

では、また次回宜しくお願い致します。

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追記

写真の貼り付けがなかなか進まず次のブログがもう少し先になりそうです。

なので、ここに追記しました。

既に動画のネタが切れてきましたWWW

長期間続けている人はスゴイなぁ。

マルヤマ宝飾に加工依頼頂けるお客様で、動画配信、ブログ掲載OKな方は是非是非ご連絡下さい。

あなたの宝石を削っている所が見られますよ~。

こんにちは。

新年第一弾が2月。おそっ。

メモリアルジュエリーが遂に完成しました‼

本体にキャップに設置用の木台。

ここまで辿り着くの、長かったです、、、

まず、穴口の欠けの修理。

シリンダーかけとり1_edited-1.jpg

シリンダーかけとり2-1.jpg

最終的にキャップを接着するので艶が消えた状態で終了。

艶が消えた状態は表面が細かく凸凹しているため、接着面積が広く剥がれ難くなります。

キャップや木台込みで初お披露目です。

メモリアル仕上がり.jpg

紅1_edited-1.jpg

茶1_edited-1.jpg

肉球.jpg

キャップはノーマルバチカンタイプから、尻尾、肉球まで色々有ります。

販売までにはまだ色々体裁を整える必要が有るので、完全仕上がりにはもう少しかかりますが、今後展示会等で販売いたします。

3回に分かれたメモリアルジュエリーシリーズも今回でようやく終了です。

長々お付き合い有難うございました。

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お知らせ‼‼

インスタライブ始めました。

2年ほど前にyoutubeにUPしたトルコ研磨加工の動画が、じわじわと閲覧して頂けているようなのです。

あの後も動画用の撮影をしたのですが、編集がなかなか出来ず今に至ります。

とにかく撮り溜めて、そのうち編集してUPしよう!

は、ダメなことに気付きました。いや、ずいぶん前から思っていました、、、

編集で手間取る位ならライブ配信しちゃえ!とようやく重い腰を上げ、本日お昼からインスタライブで配信開始。

今日は会社と工場の見学会。軽く数分と思ったら30分も配信していました。

今後は12時~12時半位に10分程度の予定です。

月水金は主に石の研磨加工。

火木は研磨加工以外の加工やルース等の紹介です。

この先1か月位は、バフトップやカボション、ドロップなどを加工する予定。

インスタライブの映像は多少編集してyoutubeや文字に起こしてブログにもUp予定です。

いつまで続くかわかりませんが、目指せ2か月を目標にゆるく配信していきます。

お時間の許す方は是非ご覧ください‼

サンストーン加工 2

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オレンジのオレゴンサンストーンの写真も発掘できたので載せます。

途中経過の写真は有りません。

原石と仕上がりのみです。

原石の状態でクラック等の少ないクリアな石で有ることが解る、とても上質なサンストーンだったので、目一杯大きく残る様に加工しました。

サンストーン原石オレンジ.gif

長石系(ムーンストーンとかラブラドライトとかサンストーンとか)はモース硬度が6とやや柔らかいので、ぬるっとした柔らかい艶になります。

結晶の方向により硬さ(削りやすさ)が違い、削れ易い方向だと#1200のスムージングペーパーでも大きく削れ形が変わってしまうので、最後まで気が抜けません。

こんな内容を前にも載せたような、、、

サンストーンオレンジ仕上1.gif

サンストーンオレンジ仕上2.gif

サンストーンオレンジ仕上3.gif

サンストーンオレンジ仕上4.gif

中キズの無いとてもきれいなルースに仕上がりました。15X11㎜程度のサイズ。

色の違いもはっきり出ています。

同じ条件で保存したのに、UP画像の大きさが違う、、、

来年は「見やすいブログをUPする」を目標にしようかな‼?

では、今度こそ。

又来年もよろしくお願い致します。

サンストーン加工

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こんにちは。

今回はサンストーンの加工です。

自社原石を好きな形に加工、という事で数年前から抱えて熟成中の石です。

貴重な石なのでちょっとづつ加工して、反応を見ながら形を決めて加工を、、、なんて考えながら作っています。

↓原石です。サイズは20X10X10㎜程度。

オレゴン産のサンストーン。その中でも更にレアなグリーン。しかも透明度も高い。

中心の緑部分と周囲の淡黄色の色の差もはっきり出ていて、とても綺麗な原石です。

サンストーン原石2.jpg

途中経過の写真を撮るのをすっかり忘れました。

裏に大きなクラックが有って、これをすべて取ってしまうと半分以下の大きさになってしまいもったいないので、残っています。↓写真でも中心に雷のような感じに映っています。

上の原石の写真では分かりずらいですが、グリーンの横にオレンジも少し入っていて、研磨する事により色が際立ちました。

メジャーなファセットカットの様な形状にしてしまうと、色が飛ぶというか、内部が分かり難くなりやすいですが、このような形状にすると綺麗な内部が良く見えて楽しいです。

細かいファセットカットが沢山有るルースもキラキラとしてとても綺麗ですが、今回の石のように緑、橙、淡黄の3色が綺麗に分かれている石は面を極力少なくして、内部が良く見えた方が綺麗だな、と思っています。

サンストーン仕上がり1.jpg

今回は短いですが、これにて。

次回は来年になると思います。多分。

来年以降にならないように頑張ります。

では。皆さま良い新年をお迎えください。

研磨体験

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こんにちは。

HPやブログで宣伝していた研磨体験の初利用お客様です‼

初なのでモニターも兼ねて4時間位で色々体験されました。

水晶の微小クラスターから一個づつの結晶を取り出し、ピアスにする為に整えたい。とのご希望。

水晶のクラスターって、ポロポロ取れそうで取れない。そのままの形を取り出したい場合は、いくつかはあきらめて切断することが多いです。

今回は原石のサイズが小さく、外側(岩肌側)が薄かったのでこの部分を削りました。

↓岩肌削り。

#180のダイアモンドディスクで研磨。

研磨体験1.jpg

↓結晶を取り出す。

ピアスに仕上げるのに大きいものは切断(小割)もしました。

小割の後はダイアモンドディスクで研磨。

#180→#320→#600の順に形を整え目をつめていきます。

研磨体験2.jpg

↓#320のスムージングペーパーです。

前回のブログでは#1.000の研磨砂を使い皿で加工(文章の内容が??の方はブログ水晶磨きをご参照下さい)しましたが、今回は加工サイズが小さいのでこの機材を使っています。

ダイアモンド工具は手があまり汚れないし、研磨粒が飛び散らないので扱いが楽です。

研磨砂を使うととても汚れるし、次の工程に移る時には念入りな手洗いが必要になります。

特に磨きの工具に1粒でも前段階の研磨剤が混ざると、ヒキ(筋状の研磨痕)が入ってしまい製品になりません。

入り込んだ研磨剤は取れないので、機材を新しく作り替えないといけません。

とても大変。

なので体験参加者様にはダイアモンド工具での体験をお願いすると思います。

目線が近いのでダイアモンド工具の方が加工も楽です。

研磨体験3.jpg

↓磨きです。

最後の磨きは砂加工と同じ磨き粉です。機材サイズが小さいだけでやることは同じ。

水晶なのでこの方法ですが、石によって磨き粉も機材も変わります。

研磨体験4.jpg

↓ピアスポストを差し込む穴を開けています。

上部の三角形の容器の中には研磨剤が入っています。

石を削るのと同じカーボランダムです。

さらにその上から水が流れてきています。ポタポタと落ちる程度の水量。

超音波で穴あけ用の針が振動し、石と針の間に研磨剤と水が入る事により削れて穴が開きます。

研磨体験5.jpg

よく有る質問の中に、自分で穴をあけたいが何か方法が無いか?ハンドリューターで穴あけ出来るか?というものが有ります。

答えは、、、ハンドリューターで穴があけられない事は無いと思うが、私はやりたく無い。ですね。

すっごく時間がかかると思います。細い穴もあけられないと思います。

原理からまあ無理だな、、、と考えやった事は有りません。

既に開いている穴を太くする程度であればやった事が有ります。自宅で子供に頼まれて、ルチルQの10㎜丸玉ビーズを加工しました。これも時間かかりました。もうやりたくない。

リューター以外の方法は今のところ思いつきません。

何かご存じの方は教えて下さい。

今回の体験は4時間程度でした。初心者の方がざっと一通り研磨ができております。

元々の原石の形をあまり変えず、一部のみ加工するのであればこの程度の時間で仕上げまで可能です。大きくなければ。

原石からカボション加工をしたいとなると、、、1日で仕上げるのは大変かな。

大変ですが、仕上がると感動しますよ!私も日々磨きあがった石を見て感動しています。

コロナ自粛で自宅で石を磨いた、もしくはしてみようかな、なんて方がいたらご一報ください。

加工体験無しの当社員がサンドペーパーで水晶を研磨した動画を作成中です。

体験談や苦労話を共有しましょう(^^)/

余談ですが、加工体験の申し込みバナーが当社HPトップに載っているのですが、隠しアイテムみたいにひっそりと表示されていました(;^_^A

では、また次回お付き合いください。

水晶磨き

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こんにちは。

今回は水晶の加工です。

すっごく昔に同じような内容を投稿しております。

その時はほぼ、出来上がりでの写真しか載せていなかったので、今回は途中経過の写真を載せます。

写真を撮ってくれる第三者がいたので、加工風景を載せるつもりだったのですが、、、撮れているのは石だけでした、、、

なんと‼加工風景は動画でUPするそうです。そのうち。

レインボーオーラ水晶の断面研磨。

右上にちょこっと出っ張りが有るの見えますか?

右下から切断して、最後に残る部分は割れます。で、割れて残った部分です。

アクアオーラ断面.jpg

↓この写真では左下が割れ残った部分。

アクアオーラ断面2.jpg

↓割れ残った出っ張りを削り取り、艶を出す為に地を整えていきます。

写真で分かりやすい様に青色鉛筆で全体に線を引いてから削りました。

色が残っている部分がまだ研磨機材が当たっていない部分です。

削った部分は少し透明度が上がり(見た目の色が変わる)、削ってない部分は白っぽいままです。

アクアオーラ320.jpg

↓全体に研磨機材が当たって、同じメッシュ(粒度)に仕上がった状態。

この時は#320の粒度の研磨機材で削りました。

で、#320で均一になったと思っていたら、左側にちょっと白い部分が残っています。

ここ、削り忘れです。

アクアオーラ320上がり.jpg

↓#1.000で研磨しました。

左奥に見えるのが、昔ながらの砂を使った皿研磨機材です。

ピントは手前の石に当たっていますが、私がお見せしたいのは奥の機材です。

砂と呼んでいるのはカーボランダムの研磨粒子、皿は機材。この場合は平皿、平らな面を加工する機材です。

カボションとかドロップとか作るときに使うのは溝皿です。その名の通り溝の付いた機材です。

溝皿研磨もそのうち紹介します。

アクアオーラアレキ.jpg

↓磨きです。

今は白い磨き粉使っています。

磨き粉は緑→茶→白とここ数年で変えてきました。

それぞれ長所短所が有り、私は白はキレが良く、汚れも気になりにくいので良いかな、と思っています。

原石の凸凹した肌とか、クラックに磨き粉って入り込んでしまい、取れにくいのです。この残った磨き粉が緑とか茶だと目立って綺麗ではないな、と。

あと、大きな平面を加工する時この砂皿研磨します。溝皿は大量にカボションやドロップを作るときに使用。

以前、子供が水晶で新幹線を作っている時に出てきた機材は直径20㎝程度のダイアモンド粒子板です。

今回紹介している砂皿は直径30㎝程度です。

大きな平面を磨く時にはこちらを使います。

大きいと言っても、この石せいぜい2㎝程度。私にとって5㎝は特大サイズで磨くのが大変です。

石より研磨機材の方が柔らかいので、中心に当たりにくいのです。摩擦も大きくなり熱で割れる危険も高くなります。

あんまりやりたくない、、、

アクアオーラ磨き.jpg

↓艶っと磨けました。

アクアオーラ仕上.jpg

↓仕上がり

削ればレインボーは無くなります。

綺麗に磨いても底面になるので見えませんね。

オーロラ水晶.jpg

ご覧いただき有難うございました。

先日加工体験希望の方が来社しました。

次回は加工体験風景をUPしたいと思います。