加工の話 貫通穴

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こんにちは。

夏季休暇前にちょっとUPしてみました。

今回は穴あけ加工〝その2″です。

 

穴あけ加工は大きく分けて2つ有り、片穴と貫通穴です。

前回紹介したのは片穴なので、今回は貫通穴を紹介します。

 

丸玉の中心に貫通穴があいている物は良く見かけると思います。

ブレスレットや念珠などに使われています。

 

この加工は、穴あけの中では簡単な方(熟練職人にしてみればですよ)で、おしゃべりしながらでも出来てしまいます。

 

難しいのは中心にあけない加工です。

 

石の中心にあける時には、加工針を中心に石をくるくると回してセンターを出しあけていきます。

くるくる回すことで、正確に真ん中に穴があき、さらに曲がらず貫通させる事が出来ます。

 

中心にあけない場合は、くるくる回す事が出来ないのでカンで加工します。

本当にカンだけで穴あけするので、真っ直ぐあけるのは至難の業です。

 

どの場所にあけるか、どの方向にあけるかで更に難易度は変わります。

 

一番難しいのは横方向の貫通穴です。

これは後日紹介します。

 

今回は前から裏側への貫通穴です。

 

加工例を何点か。

 aqa1.jpg

pal1.jpg

加工の針の落とし方の基本は、面に対し垂直です。

 

アクアマリンと淡水パールは比較的厚みが薄い、平板に近い形状なので面に垂直に加工しやすいです。

 

面に垂直に加工出来ないものは難しいです。

 

穴あけは超音波振動で行っているので、先端は常にいろいろな方向に動いてブレています。

この結果、加工面が斜めだと狙った位置からズレやすいです。

 

ブルートパーズとペリドットは加工が大変でした。

 BT2.jpg

BT1.jpg

peri1.jpg

5ミリRDのWローズカットです。

0.  6ミリの貫通穴が端にあいています。

 

ここまで端に寄せて穴をあけると、端がとんでしまう事があります。

よくこの場所にあいたなぁ、、、

 

手でもてるギリギリのサイズです。

丸玉なら3ミリ位でも加工出来ますが、特殊物は5ミリ位が限度ですね。

これでピアスを作りました。

aqa pi.jpg

pi all 2.jpg

アメジストでペンダントトップも作りました。

ちなみに石のカットも自分でしております。

片面カボション、片面チェスカットです。

ame pe7.jpg

ame pe1.jpg

ピアスとペンダント、金具の加工もしました。

rub pi1.jpg

このルビーのピアス、お気に入りでヘビロテだったのですが、先日ヨッパラッテ無くしました、、、

元々市販のフックよりは大きめに作ったのですが、落ちてしまいました。

pi4.jpg

左2個は市販のフック、右2個は手作りです。

貴金属加工の職人さんに相談し、大幅に改良してアクアマリンのフックピアスになりました。

これで落ちないでしょう。多分、、、、

もっといろいろ書きたいのですが、説明文章だけくどくなりそうなので、この辺りで終了します。

では。

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このページは、chisaが2013年8月12日 16:34に書いたブログ記事です。

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